注文住宅を建てるときに考えたい、収納場所の計画!

注文住宅の間取り

こんにちは!住宅の間取りを書いているマドリストのMIOです。

今回は収納の考え方について書いていきます。
家づくりにおいて、収納はとても大切です。

せっかくデザイン性のある広いリビングを作っても、
いざ住んでみると物が仕舞えず、たくさん出てしまって、生活感があふれてしまっている、などといった事例もあります。

こだわりの家がそうならないように、間取り計画の段階からしっかりと考えていきましょう。

①収納量

「収納の量はあればあるほど良い。」
この考え方は間違っていません。

ただ、面積的には大きく取っているが広い空間があるだけですと、
結局奥の物は取り出せず使わないものが増えていったり、他の場所にラックを置いて収納しないといけない、
といったことに陥ります。

間取りの段階で収納の量はもちろん、必要な場所に必要な分の収納量が確保出来るように考えていきましょう。

②収納のサイズ

そこで大事になってくるのが、各収納の奥行きです。
例えば、書類や本を収納するのに、押入れのような深い収納は不要ですし、使いづらいです。

そういった小物類を収納する棚は20㎝~40㎝程度
洋服をかけるクローゼットは55㎝~60㎝程度
布団や大型のものを収納する場合は、75㎝~80㎝程度以上の有効が必要です。

また、布団サイズによって横幅も必要サイズが変わってきますので、そこも注意しましょう。

③意外と忘れがちな収納とは?

各居室の収納や、最近だとパントリーや土間収納は人気項目で、初期のご要望の中に含まれることが多くなってきました。

忘れがちなのが、洗面所の収納や、リビングの収納です。
洗面所は広いけど、タオルや下着類を収納する場所が無い間取りもよく見かけます。
毎日使う場所なので、忘れずに計画しましょう。

またリビングの収納も間取り的に取りづらく、忘れがちです。
リビングでは、書類・薬類・日用品のストック品・文房具類など、細々したものがたくさん出てきます。
現状のリビング周辺の物を見渡して、どれくらいの量が必要か把握しておきましょう。

お子さんがいらっしゃる場合(もしくは今後予定がある場合)はおもちゃの収納場所も考えておきましょう。

収納は新築時に引っ越しした時に全て埋まってしまうような設計ではなく、
少し空間に余裕があるくらいで考えるのがちょうと良いです。

今の住まいでお持ちのものを書き出して、どこに仕舞うかを把握しておくと良いです。

居室の広さばかりを求めて、建てたあとに収納が足りず、
結局広い部屋に物があふれる、ということが無いようにしたいですね。

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